連帯債務

連帯債務とは、複数の債務者が同じ債務に対して全ての責任を負うことをいう。一般的には夫婦で住宅ローンを組み、夫婦で連帯債務を負うことがよくある。その際、不動産の所有権は共有持ち分としている。任意売却の実務では、対象不動産が夫婦共有の連帯債務の場合、夫婦2人の承諾が無ければ任意売却はできない。財産の処分権を有しているのはあくまで不動産の所有者である。

破産財団

破産財団とは、破産者が破産手続きを開始する際に有する財産または相続財産であり、破産管財人が管理・処分をする権利が専属するものをいう。これら財産は、破産手続き開始後、破産管財人により処分が行われ換化され、各債権者に配当される。要するに破産した人が持っている不動産などについて破産管財人が処分する財産のこと。破産管財人の依頼により、任意売却を行うことがままある。

破産管財人

破産管財人とは、破産法の破産手続において破産財団に属する財産の管理及び処分をする権利を有する者をいう。破産手続開始決定が下りた場合に、裁判所が選任する弁護士のことで、この破産管財人によって、債務者の財産の「管理・調査・評価・換価・処分」を行い、各債権者に債権額に応じて配当手続きを行います。 任意売却の実務では、破産管財人による任意売却は、弁護士(破産管財人)が、任意売却専門の不動産会社に売却業務を委託して行うことが一般的である。基本的には、管財物件であっても任意売却の方法に違いはないが、債権者への配当とは別に破産財団への組み入れを要することとなる。

代位弁済(代弁)

代位弁済(代弁)とは、債務を第三者または共同債務者に弁済(返済)してもらうことをいう。任意売却の実務では、債務者が3ヶ月~6ヶ月の間、住宅ローンを滞納した場合、金融機関は保証会社が代位弁済する。代位弁済後、保証会社は求償権を取得する為、債務者に対して期限の利益が喪失したことによる一括返済の請求を行う。債務者は保証会社に対して債務を返済(弁済)することとなる。従って、任意売却の活動は、保証会社が代位弁済後に行う。言い換えると、住宅ローンの滞納を始めた日から3ヶ月~6ヶ月後となる。